イエイリはここに注目した! ~ジャンクション内部の事故による避難シミュレーション~

 VR映像の後半では
 
トンネル内部の火災映像
 
も見ることができます。

 トンネル内の信号機が「赤」になり、続々とクルマがストップ。そして非常口から脱出路を通って地上に避難するまでの様子が生々しく再現されています。

トンネル内火災時の様子をシミュレーションしたもの。右下は大橋ジャンクションの3次元モデル(資料:フォーラムエイト)

 ビルなどでは時々、避難訓練を行って、火災などに備えていますが、道路やトンネルの場合はそう簡単には訓練できません。

 こうした非常時の様子を一度、VRで見ておくと、避難イメージが明らかになり、いざというときの行動もスムーズになるでしょう。VRは災害時を可視化することで、被害を減らすことにも役立ちそうです。

家入龍太(いえいり・りょうた)
1985年、京都大学大学院を修了し日本鋼管(現・JFE)入社。1989年、日経BP社に入社。日経コンストラクション副編集長やケンプラッツ初代編集長などを務め、2006年、ケンプラッツ上にブログサイト「イエイリ建設ITラボ」を開設。2010年、フリーランスの建設ITジャーナリストに。IT活用による建設産業の成長戦略を追求している。
家入龍太の公式ブログは、http://www.ieiri-labo.jp/。ツイッターは、http://twitter.com/ieiri_lab