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ワカサギ

キュウリウオ科の淡水魚で、体長は10cmほど。背は黄褐色で腹は銀白色。氷上での穴釣り(ワカサギ釣り)は冬の風物詩になっています。産卵期は1月から4月。もともと利根川以北の太平洋、島根県以北の日本海、朝鮮半島の沿岸や汽水湖などに生息していましたが、卵は生命力が強く、淡水にも適応できるため、各地で養殖されるようになりました。輸入原料は中国から。
弊社では中国産のワカサギを取り扱っております。10-3月に漁獲されたもので、冬季には唐揚げや天ぷらなど揚げ物としてよく使用されます。

ワカサギ、わかさぎ ワカサギ、わかさぎ

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栄養成分
カルシウムの含有量はイワシの10倍ともいわれ、ビタミンDも豊富なので、骨粗しょう症の予防に期待できます。
食べ方
天ぷらやフライが一般的。水洗いした後、2、3尾を竹串にし、焦げないようじっくり焼き上げる「焼き干し」にすると長期間保存できます。
豆知識
氷上での穴釣りは冬の風物詩。季題は春。江戸時代に将軍に献上したところ、おおいに気に入られたことから「公魚」と書かれるようになったとされます。