2009年、開発までに20年という歳月を経て、遂に自分でピント調節が可能な遠近両用メガネが誕生しました!
物理学者で発明家のStephen Kurtin氏が手がけた「TruFocals」という名のメガネ、皆さん知ってますか?
メガネをかけるときに一番面倒になのは、自分が近視か遠視か、はたまた乱視の何れかということ。
眼科に行って検査してと、どうしても時間がかかってしまいます。
でもこのメガネなら、乱視を除く両パターンに対応できて、とっても便利なんです!
ということで、今回は、自分でピントを合わせられるという夢のようなメガネ「TruFocals」の仕組みと有用性についてご紹介したいと思います。「メガネは掛けていないんだけど…。」という方も、見ないと損するかもですよ!
これはスゴイ!「TruFocals」の驚くべき仕組み
「自分でピントが合わせられる、遠近両用メガネが発売!」と聞くと、やはり知りたいのはその仕組みですよね。
ここではその仕組みを見ていきたいと思います。
まずは、下の動画を見て頂きたいのですが、どうしても表示が英語になってしまっているので、そのあたりはご了承ください。
TruFocalsv6.wmv
動画はどうだったでしょうか?
動画で大体のことはわかってしまったとは思いますが、ここからは日本語での説明となります。
TruFocalsのレンズは、2枚で構成されていて、一方は柔軟性のあるレンズ、他方は形状が変化しない固めのレンズとなっています。柔軟なレンズ(目に近い側)は伸張性の高い膜を持っていて、それと硬いレンズ(目から遠い側)とが合わさっているんです。
2枚のレンズの間には、少量の透明な液体が入っていて、ブリッジ部分に付いているスライダを動かすと液体が移動して、柔軟なレンズが形を変えます。そのことによって、レンズのピントが変化して自分で調節できるんです。
こんな方法で、ピントを合わせられるんですね!技術の進歩に感謝です。
「TruFocals」って、実際どこで活躍するの?
たとえば、「New York Times」紙にジャーナリストのJohn Markoff氏が「小売価格895ドルもするTruFocalsを思い切って購入し、それ以来このメガネを使用している。」とTruFocalsのレビューが書いてあったのですが、これで世界中で活躍する著名な方も使用していることがわかります。
また、詳しい理由はわからないのですが宇宙開発の最先端、NASAも導入検討中とのことで、このメガネが人類を進歩させるのかもしれないんです。
スゴイですよね!
と、ものすごい場所での使用を一例としてあげましたが、もちろん私たち、一般の方もたくさんの方が使用されています。
現在は多くの場所で使用されているTruFocals。
今後はどんな場所で使われるんでしょうか?要注目ですね!
さて、紹介はここまでですが、どうでしたでしょうか?過去に夢見たようなことを実現したTruFocalsの発想。
今度はどんな活躍を見せてくれるのか、期待は募るばかりです。
コメント