じぶんの娘がいよいよ嫁入りのときの父親の心境ってこんなだろうか。もちろんぼくには娘などいないが、っていうか結婚してないし、っていうかその気配もないし、っていうか…
いや、こんな個人的な愚痴をいいたいんじゃなかった。東京の愛娘、大橋ジャンクションがいよいよ供用開始を間近に控えているのを見にいった、という話だ。またもや。
(大山 顕)
まいどすまん
東京は渋谷でものすごいかっこいいことが起こっている、という話はすでに4回ほど申し上げている。
「みんなで建設中のジャンクション鑑賞」 「800tクレーンの架設工事に興奮」 「工事中の山手トンネルを見てきた」 「あのすごいジャンクションをふたたびみんなで鑑賞」
今回はその後、いよいよ工事中が工事中でなくなるぞ、という話だ。おなじ大橋ジャンクションの話ばかりですまん。いやでもほら、好きな娘の話はなんどでものろけたいものじゃないですか。まあ、きく方はたまったもんじゃないでしょうけど。
いやだからそういう娘がいないってのが目下のぼくの問題で、ってその愚痴はもういいか。
今回参加したのは「首都高講座"山手トンネルプレミアムバスツアー"」という催し。上の写真の大橋ジャンクション内部と屋上に加え、接続している開通前の山手トンネルをいちはやく体験できるというもの。プレミアムの名に偽りなし。
今回のこのツアーは平日に開催された。こういうときだけはほんと会社員じゃなくてよかったと思う。こういうときだけだけどな。
当初募集定員は50人だったのだそうだが、応募が500人を越えたため、バスを追加して70名あまりでの開催となったという。みんな、仕事はどうした。
すっかり成長した娘よ
バスで到着したのは大橋ジャンクションから山手トンネルをすこし先のほうへいったところ。ここからの眺めが感慨深い。すっかり育っちゃって…
まあ、ぼくはたまたま数回建設プロセスを拝見したというだけなのだけど。さぞかし現場の方々は感慨深いだろうと思う。
そして、ここで早々とライスシャワーが披露された。
すさまじいライスシャワー
なにがどうライスシャワーなのかというと、トンネル内の消火(厳密には消し止めるというよりは延焼防止的な意味合いだそうですが)設備を披露していただいたのです。これがすごかった。
あとでご紹介する換気設備やこの消火設備など、ここ山手トンネルおよび大橋ジャンクションの防災、環境配慮は徹底していて感心した。
あと、そのすごさを説明すべく豪雨のなかに佇む首都高の方にも感心した。
というか、その実感させ方はどうなんだ。あれか、台風接近のときわざわざ港から中継する、あれみたいなものか。
とはいえ、ぼくもちょっと佇んでみたいなーと思った。そうしたら、バスの中から体験させてもらうことに!すばらしい。
印象的だったのは、車内から「放水の様子をじっくり眺めたいから車内の電気消してください!」という声が上がったこと。マニアック!
さて、このあと、ちょうかっこいい換気設備と屋上へ!